私がこの恋から学んだこと【OL 出席】
byちやほやされたいOL
本命との恋が終わったのは12月
あんなに恋しかったはずの12月は儚く終わっていった
短くて長かった恋から
私が学んだことを綴ろうと思う。
1、相手を信じてはいけないということ
好きと言われても
会いたいと言われても
それはその場限りの言葉であって
本当に思っているかはわからない。
大人は「相手が言ってほしいことを言ってあげる」という凶器的な優しさを持っている。
その優しさを信じたら、傷つけられているのに惹かれてしまう地獄絵図に陥る。
2、期待をしてはいけないということ
先日のブログで「本命に対してなんの期待もしてない」って書いたけれど
やっぱり会えない5ヶ月の間
私はなにかしらの期待をしてしまっていたのだと思う
5ヶ月も待ったのだから
好きと言われたのだから
付き合うとまではいかなくても
せめて好き、くらいは言ってくれるのではないか
しかしそんな期待はあえなく玉砕し
「いい男見つけなさい」と言われてしまった
私が過ごした5ヶ月はなんだったのだろう
私は一体彼になにを期待していたのだろう
馬鹿すぎて泣けてくる
私の5ヶ月と
彼の5ヶ月はきっと違う時間の流れ方をしていたんだろうと思う
果たされなかった約束を横目に
最後の日
帰ろうとする彼の背中にしがみついた
彼は振り返ってキスをしてくれた
私がもう一度しがみついて「また来て」と言うと「うん、またすぐ来るよ」と答えた
皮肉にもそれが本命と交わした最後の言葉だ
彼はもう私のところに来ることはない
叶わなかった約束は時効になるのを待つばかりだ
本命が大阪出張の時に
「今度2人で行こうね」と言ってくれたことも
「ちやほやとはいろんな所に行きたい」と言ってくれたことも
言った本人は忘れているかもしれないが私きっとずっと覚えている
別れを告げたのは私からだ
友達でもない恋人でもない家族でもない
名前のない関係に耐えられなくなってしまった
これから先いつまでもこのまま「わけのわからない関係」が続くのと思うと意識が遠くなった
それでも、最後に彼に伝えたかったのは
「どうして私を彼女にしてくれなかったんですか?」という苦情ではなく
月並みだが、数えきれないありがとうだった
彼の教えてくれた言葉、考え方、感覚、仕草、表情、温かさ
すべてが私にとっては新鮮で美しく映った
こんな風にどうしようもなく
誰の目も気にせずにする馬鹿みたいな恋は
多分もうない
あってたまるか
心がもたない
本命に送ったさよならの手紙は
返事が来ないまま
彼が私をどう思っていたのか
本当に好きだったのか
ただの気まぐれか
誰も永遠に知らない
誰も知らなくていい
実らずに死んだ恋も
きっとなにかしらの意味があったのだ、と
そう信じることでしか
本命と私の出会った理由は説明がつかない