杏子とOLの出席簿

20代女子ふたりの背伸びをしない交換日記。

【杏子 出席】モテ女になりたい人のための恋愛テク

by 杏子


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別に自分が大したモテ女だとは思わないのだけれど、モテ女ぶってみたいという願望がある。一度やってみたかったから、今日のブログでだけ、モテ女のふりをさせてほしい。

 

題して、杏子のデートテク3選。これが常識なのか裏技なのか、ワタシは知らない。だから一貫して、さも誰も知らないテクニックのていで書ききることをご容赦願いたい。

 

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【1】わかりやすいアクセサリーをつけていく

 

デートにはわかりやすいアイコンとしてアクセサリーをつけていくべきだと思う、なぜなら、それが男性の助けになるからだ。

 

具体的にどう助けになるか。まず会話の糸口になる。そして、ナチュラルなスキンシップへの導線となる。その点、わかりやすいモチーフのアクセサリーは会話にしやすい。

 

たとえば、男性が女性に対して「かわいいブレスレット/時計だね」と言って、それに触れる。「りんごのピアスなんだ、かわいい」と言ってモチーフに触れる。これはお互いにとって恋のバロメーターになる。

 

もし女性はそれで嫌だと感じたら、肌が直接触れ合う前にそれとなく逃げればいい。男性も、いきなり手を握る自信がなかったら、まずはものに触れて距離感を試してみたらいい。

 

よく、男は揺れるものを目で追ってしまうから揺れるピアスが良いと言うが、これは女性に取ってもメリットはあるのである。耳たぶから下がっているピアスなら、仮に男性がそれを触っても直接肌が触れるわけではないので、ちょっとだけ距離を置ける。そして相手に対する自分の温度を測れる。

 

ちなみに、ある理由によりワタシは右手にアクセサリーをつけることを推奨したいのだが、それは次の項を参照されたし。

 

【2】男性の利き手の逆にポジション取り

 

その昔から、人は武器を持つときには利き手を使うもので、利き手の反対の手というのは、大切なものを守るために使うらしい。

 

よって、男性に守られたいと思うときは、利き手の反対にいると自然と「守りたい心」をくすぐることができるはずなのだ。

 

ワタシは結構この説を当てにしていて(ソースは『ホンマでっか?!TV』)、男性のみならず、その人が自分との関係をどう思っているかの判断材料のひとつにしている。一緒に歩いているときにそっと考える。

 

だいたい、普段「しょうもないな」と世話を焼きたくなる系男子は、気づけばわたしの利き手でない側、つまり左側にいる。「このデートつまらないな」と感じたときに、立ち位置を意識してみると、大概ワタシが右側を歩いている。男性に甘えたいと強く思うワタシにとっては、男性の左側で、自分の利き手を預けてしまうほうが落ち着く。

 

もちろん、付き合いが長くなれば、今日は右側、今は左側、と時々で変化があると思うが、初期のデートにおいてはそこそこ有力な判断要素だと思う。

 

よって、ワタシが握られたい手は右手なのだ。だから先の項で「アクセサリーは右手に」と書いたのである。自分からぐいぐい引っ張りたい系女子は、自分の利き手ではない側の腕をすてきにして、積極的に彼の手を握っていったら良いと思う。

 

【3】敬語にはナチュラルで嫌味にならない程度のタメ語を混ぜる

 

自分が歳上好き&歳下にアプローチを受けたことがないので、敬語前提で申し訳ない。

 

歳上相手に対して、早々に打ち解けてタメ語が許されるタイプの女子もいるが、これは天性のものなので、真似は難しい。それがナチュラルにできないタイプの人にお勧めしたいのがこの方法だ。

 

基本は敬語スタンスを崩してはいけない。それでいて、敬語ともタメ語とも取れる、失礼にはならないギリギリのラインを織り交ぜていく。たとえば「~~でしょう?」。あるいはタメ語なら「~~かな」になるところを「~~かしら」にする。そしてこれらの語尾を使った直後の文は必ずきちんとした敬語の文にする。

 

相手が周りが「え?今くだけた?」と感じるか感じないか、はっきり意識させてしまう前に敬語で記憶を塗り替えて、「気のせいか」と思わせる。そしてだんだんとタメ語風の語尾を増やしていく。あるときはうっかり完全にタメ語で声をかけてしまってから「あ、『じゃん』とか言っちゃった」なんてごまかしたらいい。

 

相手があなたのことを嫌いでないなら、これで間違いなく距離は縮まる。それでいて、基本は敬語だから、相手へのリスペクトを感じさせるし、きちんとした子という印象付けもできる。

 

この方法のキモは、タメ語が増えてきたときほど、美しく正しい敬語を混ぜること。たとえばこうだ、「え、先輩もきのう後楽園にいらっしゃったってこと?午後なら私もいたのに!なんでお会いしなかったんだろう?」。肝心な部分では謙譲語・尊敬語・謙遜語を正しく使う。

 

だって考えてみてほしい。基本的に敬語の後輩男子が、たまにタメ語になったら、めちゃくちゃ萌える。そういうことだ。

 

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なんだかテクニックとしてはジャンルや使用場面にまとまりがないが、まぁ思いつくのはこれくらいだ。

 

ワタシは逆に敬語のテクを無意識に使ってしまったりして、ただ友達になりたかっただけの殿方のスイッチを押してしまったことがある。

 

友達が突然に性の対象に変わる恐ろしさ。あなたに性的なものは求めていなかったから、あなたの性を見せられると急に気持ち悪く感じてしまう、といった気持ちと言えば良いだろうか。反対に、自分が性とは関係ない部分で接していたはずなのに、そこに性を勝手に見出されてしまったのかという嫌悪感もある。

 

結局好きな人にモテなかったら、何も楽しくない、と悟りを開いてしまったものの、好きな人には友達扱いされて、友達には性の対象にされて、需要と供給がまったく合っていない恋愛を繰り返してしまった。

 

ちなみにワタシは好きな人に気持ち悪く思われていないのか、という点について注釈すると、ワタシは自分を追いかけてくれた人たちとの出来事がトラウマになってしまって、自分が好きな人に対して同じようになることを恐れるあまり、本当に好きな人には好意を示せない。

 

今もたぶんワタシは、本当に好きな人に対する好意を、自分すら認知する前に封印している気がする。あの子を見かけるたびに「かわいいよお」と心で叫んでしまうのに、直接話す段になると最低限の言葉で逃げてしまうのは、感情の束縛でこじれた好意のせいなのかもしれない。