杏子とOLの出席簿

20代女子ふたりの背伸びをしない交換日記。

教室の中のリベラル【杏子 出席】

by 杏子

 

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やっぱりOLちゃんはお見通しなんですねぇ

 

koukandairy.hatenablog.com

 

ワタシがカーストに属していなかったこと、ばっちり見抜かれている
それを「カーストに属せなかった人」と見る人もいるかもしれないけどね

 

カーストにすら属せない子というのは、実際にいると思う

 

ある意味で、もし適切な仲間がいるのならば、
カーストに属することはとても安全なことでもある

 

というのは、カーストに属さない部類の人間は

 

クラスから総スカンされるいじめられっ子
or
クラスの誰もが無視できない人

 

そのどちらかになる傾向が強い

 

 

 

つまりいじめられるリスクが高く
いじめられっ子になるか特別枠になるかは
ものすごく紙一重な話だとワタシは思うのだ

 

 

---

 

 

ワタシは小学生時代に
カースト上位とつるんでいた歴史があるおかげで
中学時代も彼ら彼女らに無視されることはなかった

 

 

まず彼らは知っていた
ワタシに何かすると報復が来ると

 

報復と言っても至極まっとうなことをするだけなんだが
(担任に言う→ワタシが優等生だから担任は無視しない)

 

そしてワタシは彼らの求めるものを知っていた
彼らにはワタシの力が必要だと知っていた

 

 

 

力って何ほどのことではない
シンプルに、学力である

 

 

彼ら彼女らの心を掴むのは実に簡単だ

 

優等生だから一見、
先生の言うことを100%聞きそうなワタシが

 

 


彼らが求める絶妙なタイミングで
授業中に答案を囁いたり

 

 

あるいは彼らに同情する

 

「死ねっていうのはどうかと思うけど
 あの先生を良くないと思う気持ちはわかる」

「校則を破ったのは悪いけど
 先生のあの怒り方は理不尽だと思う」

 

 

この2つの処世術が
ワタシのクラス内位置を絶対安静にした

 

 

 

ワタシは子供時代に
「ガリ勉」だの「優等生」だのとからかわれる
時間が長かった

 

 

そのうちに、それを
みなさんの利益となるように還元すれば
誰も文句を言わなくなるのだと気付き

 

 

中学時代を一度もいじめられることなく
終えることができた

 

 

小学校では二度ほどいじめられたり
クラスが収集つかないほど荒れたり
あまり良い環境ではなかったので

 

そこから、平和な中学時代を想像もできなかった

 

 

 

そして高校に進学しても
この処世術のおかげで概ね平和だったのだが

 

 

わたしはそこで人生初レベルで
ちっとも分かり合えない人に出会うのだった…

 

 

 

まぁこの話はまたいつか

 

 

ちなみに中学時代の友人は
今あってもすごくいい感じで笑い合える

 

 

それは本当に恵まれたことだと思う